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夏の熱中症対策に

今年も暑い夏がやってきました。
気温が35度以上は気象庁にて「猛暑」と名付けられていますが、文字を見るだけでも暑さが伝わってきそうですね。

気温上昇で気になることは体調管理。
そのなかでも「熱中症」は、毎年お年寄りや小さなお子さんがかかりやすい症状で身近な事柄となっています。

熱中症とは、気温の高さや多湿な環境などで発汗による体温調整機能がうまく働かずに、体内の熱を発散させることが出来ないために起こります。夏の疲れが溜まりやすくなる8月以降も、ますます予防が欠かせなくなっています。

熱中症の予防には、炎天下など暑い場所を出来るだけ避けること、そして水分補給がかかせません。
夏の水分補給には、ジュースや炭酸飲料などもありますが、おすすめは麦茶。そして、お味噌汁も夏の体調管理にすぐれ物です。

麦茶は、体内の熱を取り除いたり血流をよくする効果があります。子どもの頃から夏には冷蔵庫に入っている、昔から親しまれている健康飲料ですね。

味噌汁は、体外に失ったミネラルが補えます。
先日facebookにて上げたかぼちゃの味噌汁には、汗とともに失うナトリウムやカリウムも豊富に含まれているので、夏の味噌汁に特におすすめ。

味噌といえば、塩分が気になる方もおられると思いますが、現在の研究の結果、味噌汁には高血圧を防ぐ作用があることがわかってきました。また発酵食品である味噌が、腸内環境のバランスをとってくれる効果もあり、冷たい食品をとるなどで不調になりやすい夏の体調を内側から整えてくれます。

朝の味噌汁は、胃腸の働きを促し身体を目覚め、夜の味噌汁はアミノ酸が日中に活動したことで傷ついた筋線維を修復する作用があります。
活動的になる夏には、昔から親しまれていた食材で身体の内から熱中症予防をしていきましょう。